「声が出しにくい」「声がかすれる」「思うような声が出ない」など、声にまつわるお悩みはありませんか?声優や歌手・俳優業方、配信者の方など、日常的に声を酷使している方は、声にトラブルを抱えやすいです。また、そういった職業でない方も、さまざまな要因により発声に困難さをきたす場合があります。Picusでは言語聴覚士が医学的・音声学的知見から評価を行い、エビデンスに基づいたボイスセラピーを行なっています。

ボイスセラピー

声にお悩みのある方へ

風邪をひいた時やカラオケで長時間歌った後など、一時的に声が枯れたり声を出しにくくなったりすることは誰にでもあることです。こういったトラブルは1日-2日で解決することが多くあまり心配する必要がありません。一方、そうした声の違和感が長期間続いている場合は、声に深刻なトラブルが起こっている可能性があります。
一度声にトラブルが生じると治療は長期にわたることが多く、特に日々声を出すことを仕事にされている〝声優〟〝俳優〟〝歌手〟〝配信者〟〝Youtuber〟の方や、長時間大きな声を出すことが多い〝幼稚園・保育園の先生〟〝学校の先生〟〝講師業〟をされている方々は、日頃から【声のケア】を行うことが非常に重要です。また、声に関わる職業以外の方でも、様々な要因により「発声障害」を発症する可能性があります。Picusでは以下のようなお悩みのある方を対象にボイスセラピーを行い、トラブルの解決のお手伝いをしております。

-よくある声のトラブル-
・声枯れ(かすれ声 / スカスカした声)
・喉の詰まり感
・大きな声が出ない
・高い声が出ない
・声の響きが悪い
・声が震える
・声が裏返る
・声を出すとすぐ喉が痛くなる
★すでに音声障害の診断受けられている方も、主治医の了解のもと指導を行わせていただいております。

トラブルの原因

国立国語研究所の報告によると、人間は1日平均6時間程度も会話をしていると言われています。つまり1日の1/4は声を出す機会があるということになります。声は喉にある声帯が振動することによって生じる音源が元になっており、この声帯に酷使や加齢などにより炎症・ポリープ・萎縮等の異常が生じると「声枯れ」や「喉の違和感」につながります。一般の方でも声に不調をきたすことがありますが、それらは多くの場合一過性のものです。一方下記のように日常的に声を酷使する環境下にいる方は注意が必要です。
・大声を出す機会が多い→保育園・幼稚園の先生・俳優業の方
・話す時間が非常に長い→講師業・配信者の方
・歌唱時間が長い→歌手の方
・特殊な発声をする機会がある→歌手、声優業、俳優業の方

上記に該当する方は、日常的に「声のケア」を行うことが非常に重要であると同時に、慢性的な声のトラブルに繋がらないよう、早期の治療や発声方法の見直しを行うことも必要です。
また、上記に該当しない方でも、「心因性発声障害」「痙攣性発声障害」「過緊張性発声障害」「変声障害」「声帯結節」「声帯萎縮」などで、発声に困難を生じることがあります。

Picusのボイスセラピー

声の評価

Picusでは科学に基づいた評価と指導を大切にしています。
人の声は空気の振動であり、その特徴はさまざまな側面から数値化することが可能です。具体的には以下のようなものが挙げられます。
・声域(声の高さの範囲)
・声の強さ
・声の大きさ
・声質

特に声質については、なかなか自身では数値化して客観的に知ることは難しいものです。
Picusでは音声分析ソフトを用いて、医学的・音声学的知見から、個々人の発声能力・声の特徴を客観的に分析し、より良い発声を行えるようになるための指導をおこなっています。

声の衛生指導

昨今、さまざまな医療分野で「予防医療」という考え方が広まっています。これは、病気にかかってから治療を受けるのではなく、そもそも病気にかからないような対策を行っていくものです。声についてもこの「予防医療」の考え方が非常に重要であると考えられています。声は日々使うものであり、自身の発声方法や声の特徴などを把握し、声のトラブルを未然に防ぐ取り組みを行うことが、深刻な問題を予防することにつながります。
Picusでは、皆様に発声のメカニズムを知っていただいた上で、評価結果に基づきた声帯に負荷をかけにくい発声方法の指導や、環境改善指導・生活指導を行い、声のトラブルの悪化や発症の予防に努めています。

発声訓練・音声治療

普段何も意識することなく声を出している中で、知らず知らずのうちに喉に大きな負担をかける発声方法になってしまったり、大きな声を出す・声で演じる・長時間話し続けるなど、声を酷使し続けた結果思うように声が出せなくなってしまった場合には、それまでとは異なる発声方法を新たに身につけ、再発を防ぐことが必要になります。また、「心因性発声障害」「過緊張性発声障害」「痙攣性発声障害」「変声障害」「声帯結節」などの疾患がある場合には、治療の1つとして〝音声治療〟が有効である場合があります。
Picusでは、喉に負担がかからないご自身に合った発声方法を身につけていただけるよう、医学的・音声学的知見を踏まえて指導を行うとともに、医学的診断・治療が必要である可能性がある場合には、関係医療機関をご紹介させていただいております。

■発声訓練・音声治療の一例
・軟起声発声
・ハミング発声
・気息性発声
・Kayser-Gutzmann法
・あくび-ため息法
・ストロー発声
・吸息発声法