「歌が上手くなりたい」「もっと高い声を出したい」「声で演じ分けたい」など、〝声に磨きをかけたい〟方へPicusでは根拠に基づく再現性のあるボイストレーニングを提供しています。歌唱はもちろん、ナレーションや舞台など、幅広い分野に対応しております。音声学に精通した言語聴覚士による声のアセスメントと、プレーヤー経験豊富なボイストレーナーが、あなたの声に寄り添います。

Picusのボイトレ

科学×実践:独自のボイストレーニング

Picusでは、個々の声の特徴やニーズに応じたオーダーメイドのトレーニングプランを提案。綿密な分析とフィードバックをもとに、より効果的なボイストレーニングを実現いたします。これにより、あなたの声は確実にレベルアップし、夢や目標に近づくことができるでしょう。
音声学に精通した言語聴覚士と、声楽や舞台経験豊富なボイストレーナーが協同して指導にあたり、それぞれの専門知識を活かした独自のアプローチで、あなたの声の可能性を最大限に引き出します。

再現性と実用性を重視した指導

過去にボイストレーニングを受けられたことがある方で、トレーナーの指導が「感覚的だな」「なんとなくふわっとしてるな」と感じたことがある方も多いのではないでしょうか?多くのボイストレーナーは、自身が歌手を目指していた、あるいは歌手として活躍していた〝プレーヤー出身〟の方が多いです。そういった方の中には、発声の仕組みや声の定量的な評価などを正しく学んできていない方も少なくない現実があります。人間は誰1人として同じ人体構造をしているうひとはおらず、声もみんな違います。つまり、根本の声の仕組みを知った上でないと一人ひとりに適したトレーニングを行えないということです。
Picusでは、医学と音声学の知識を有した言語聴覚士による客観的な評価とプレーヤー経験が豊富なトレーナーがタッグを組むことで、再現性が高く実用的なボイストレーニングを提供しています。
発声のメカニズムや数値化されたご自身の声の特徴を知った上でトレーニングに取り組むことで、より効率的に「より良い声」に近づくことができるでしょう。

音声学×ボイストレーニング

音声学は声の科学

音声学とは、人間の発声や音声に関する現象を研究する学問分野で、発声の仕組みや音の特性、音響的要素(音の高さ、強さ、音色など)、発話のリズムや声の質などを分析し、声に関する理解を深めることを目的としています。また、発声だけではなく、音の聞き手への届き方(知覚)に関しても音声学の守備範囲です。Picusでは音声学の知見を踏まえた指導を行うとともに、ご利用者様にも発声に関する基本的な音声学の知識を身につけていただくようにしています。

発声の仕組みを知る

ご自身がどうやって声を出しているか知っていますか?地声と裏声を出し分けられる仕組みを知っていますか?「か」と「が」をどうやって出し分けているか説明できますか?
きっとこれまで「声の出し方」「発音の方法」を練習してきた方はほとんどいないと思います。なぜなら何も練習せずとも声を出して話すことができるからです。ですが、今ボイストレーニングを受けようと思われているということは、ご自身の声にさらなる磨きをかけたいと思われているはずですね。そのためには普段意識したことのない「発声」「発音」を自分自身でコントロールできるようになることが必要です。その第1歩として、Picusでは皆さんには発声の仕組みを学んだ上で、自身の声と体の状態のつながりを把握できるようになっていただきます。

声の客観的評価

人の声は「空気振動」により伝わり、その振動の特徴により「高さ」「大きさ」「音色」などの聞こえ方が決まります。これらは物理学的に測定し数値化することができるのです。よく、いい声の特徴として「倍音」という言葉が使われますが、これも音声の波形=スペクトルによって可視化することができます。無闇になんとなく「いい声」や「理想の声」を目指すよりも、「出したい声の数値的な目安」が分かっていた方が、効率的にそこへ近づくことができると思いませんか?
Picusでは聴こえ方による評価だけでなく、専門ソフトを用いた音声音響分析を行い、声域や声質の特徴などを客観的に評価し、それらの結果を踏まえた指導を行なっていきます。

身近な音声学:萌え声とツン声

音声学はあまり馴染みがない方がほとんどかと思いますが、実はとても身近で面白い学問です。
皆さんはメイド喫茶をご存知でしょうか?メイド喫茶にいるメイドさんには「萌え系」と「ツン系」がいるようなのですが、それぞれのメイドさんはどんな声をしているか想像できるでしょうか?多くの方が、「萌え系=甘ったるい柔らかい声」「ツン声=淡々として冷たい声」のような想像をされたと思います。
慶應義塾大学の川原繁人教授は「萌え声」と「ツン声」の特徴を音響音声学の知見から分析をして、それぞれに明確な特徴があることを見出されたのです。詳しく気になる方は『大和書房:フリースタイル言語学』『ひつじ書房:「あ」は「い」より大きい!?—音象徴で学ぶ音声学入門』を読んでみてください。
ちなみに、代表の矢田が音声学に興味を持ったのは川原先生の講義がきっかけです。